認知症薬ドナネマブ、外来予約の受け付け開始
東京都長寿医療センター
アルツハイマー病の新薬「ドナネマブ」が26日に発売されたのに伴い、東京都健康長寿医療センターは同日、ドナネマブによる治療を希望する人を対象とする外来受診予約の受け付けを開始した。【渕本稔】
【関連記事】
ドナネマブは、アルツハイマー病による軽度認知障害や軽度の認知症の進⾏を抑制する抗体医薬品。脳内に過剰に蓄積した「アミロイドβ」という物質を取り除くことで進⾏を抑える。アルツハイマー病の治療薬としては、2023年12月に発売された「レカネマブ」に続く2剤目。
初診外来で投与対象の可能性があるとされた場合に専門外来を受診する。MRI検査やバイオマーカー検査の結果などを総合的に検討し、ドナネマブの投与対象とされれば、治療を開始する。
治療は、4週間に1回静脈点滴でドナネマブを投与する。初回は経過観察のため1日程度の入院が必要。
投与開始から約半年は脳の腫れや出血などの副反応を生じる可能性があるため、定期的な脳MRI検査が必要となる。
医療介護経営CBnewsマネジメント
【関連記事】